石川勤労者医療協会は、多様な人材が経験を活かしながら長く活躍することが今後の成長にとって大切であると考え、次の通り行動計画を策定します。

1.計画期間

2024年4月1日 ~ 2027年3月31日までの3年間

2.現状分析

・残業時間(所定外労働時間)の状況について、生産性の向上と残業の削減を目的として業務効率化をすすめた結果、全労働者の1月あたり平均残業時間は2019年度7.4時間、2020年度6.5時間、2021年度6.1時間、2022年度5.6時間と削減されてきている。男女別では、2022年度女性5.5時間、男性6.0時間であった。2021年度から2022年度の2年間での削減は、全労働者で85%、女性85%、男性90%の削減となっており、10%削減の目標は達成した。
・採用した労働者に占める女性労働者の割合については、全労働者、雇用区分別どちらにおいても、女性が76〜89%と多数を占めていた。
・男女の平均継続勤務年数の差異については、男性を100%として女性82%(全労働者)、75%(正社員)、132%(パート)となっており、前回分析時よりも差は縮まっていた。
・管理職に占める女性労働者の割合は2022年度60%であり、前回分析時(62%)と同等であった。
・前回行動計画期間中に実施した管理者養成研修の受講者に占める女性労働者の割合は89%であった。

3.内容

目標1:社員一人あたりの所定外労働時間を10%削減し、月平均所定外労働時間を男女とも7時間未満とする。

<実施時期と取り組み内容>
・2024年4月~ 部署ごとの残業時間を毎月集計し、変動理由、事業所・部署での取り組み内容を集約する。集約結果を全事業所・部署で共有する。
・2024年6月 前年度取り組み結果のまとめを行い、社員に報告を行う。
・以降、1年ごとにサイクルを繰り返す。

目標2:幹部養成講座の受講者に占める女性労働者の割合を75%以上とする。

<実施時期と取り組み内容>
・2025年3月~ 管理職は、面接も踏まえた上で当該社員の育成計画を策定し、人事部へ提案する。
・2025年12月~ 人事委員会の議題として昇格の状況を分析し、次年度人事計画に反映させる。
・2026年1月~ 中期的な幹部育成計画を策定する。